クリアランスと分布容積 クリアランスと分布容積により薬物を分類すると図のようになる。ここには麻酔科領域で使われる主な薬剤に関して分類してみた。Aの領域に入ってくる薬物は、分布容積が小さくクリアランスが大きいため、身体から容易に排出されてしまうため、持続静注で用いられるカテコラミンがこの領域に入る。逆にDの領域に入ってくる薬剤は分布容積が大きく、クリアランスが小さいため1回の投与で長時間作用する。この領域に入る薬剤はほとんど実用化されていないがワーファリンなどが比較的近い。したがって、作用消失までには長時間を必要とする。クリアランスと分布容積により薬物を分類すると図のようになる。ここには麻酔科領域で使われる主な薬剤に関して分類してみた。Aの領域に入ってくる薬物は、分布容積が小さくクリアランスが大きいため身体から容易に排出されてしまうため、持続静注で用いられる。カテコラミンがこの領域に入る。逆にDの領域に入ってくる薬剤は分布容積が大きく、クリアランスが小さいため1回の投与で長時間作用する。この領域に入る薬剤はほとんど実用化されていないがワーファリンなどが比較的近い。したがって、作用消失までには長時間を必要とする。薬物動態パラメーターと濃度変化 初回のアップからずいぶん時間が経ってしまいましたがこれからは月に2ページの割合で増やしていきたいと思います(目標)。薬物動態学の基礎的用語の解説から始まりますが,リクエストにもお応えします。このような内容を知りたいということであれば、私宛にメールをください。tsune@anesth.m.kanazawa-u.ac.jpさて、今回は前回に続いてクリアランスと分布容積の関係を見ていきます。添付のファイル(topic2.xls)を開いてみてください。1ページめには、100mgの薬物をボーラス投与したとき、薬物動態がことなっているとどのようになるかを示しています。今回はもっとも単純な1コンパートメントモデルを用いています。Aのパラメーター(前回のクリアランスと分布容積による薬物分類のA領域に相当)では、分布容積が10Lと小さく、クリアランスは1L/minとかなり大きくなっています。 このような条件の薬剤はbolus投与の薬剤は速やかに消失していきます。Bでは分布容積が100Lと大きいため、投与した薬剤の初期濃度はAの1/10 です。クリアランスはAと同じなのですが分布容積が大きいためになかなか消失していきません。Cの領域の薬剤は分布容積はAと同じ、しかしクリアランスは小さいためにAよりも消失はおそくなります。しかし、分布容積が小さいために比較的速やかに消失していきます。Dの領域の薬剤は分布容積が大きいために初期濃度は小さく、クリアランスも小さいためになかなか消失していきません。このような薬剤は経口投与薬でよくみられ、効果が出現するまでに時間がかかるが一日一回の服用でよい(患者さんにとって楽な薬剤)となっています。 2ページ目に持続投与の場合を載せてみました。参考に見てください。Aの薬剤は持続静注に向いていることがわかると思います。 |